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2011年6月22日 (水)

「チェルノブイリに学ぶ 〜IAEAの『安全宣言』で何が起きたのか?汚染を生きる子どもたちが支払う代償は」(野呂美加、5月8日)

チェルノブイリ原発事故から25年が経った今も、厳しい放射能汚染に苦しめられ続けるベラルーシ。

1986年に起きた事故の後、1992年から現在にわたり、チェルノブイリ周辺の汚染地域で子どもたちを対象とした救援活動や保養里親運動などを行ってきたNPO法人「チェルノブイリのかけはし」代表の野呂美加さんが、チェルノブイリ原発事故の後に起きた出来事、子どもたちの健康への影響などを5月8日の講演会で証言しました。

講演で触れられている内容には、これまでに当ブログを通じて紹介してきたチェルノブイリ事故の影響に関する記事や文献の内容と重なる部分が多くあるため、関連記事として掲載します。

研究者や記者としてではなく、一人の日本人として経験したチェルノブイリの傷跡、そしてベラルーシで重い病気や家族の死を乗り越えて生き続ける子どもたちの様子が現在進行形で語られています。


★動画
講演会(1)http://www.youtube.com/watch?v=WCfzjHaVu5s
講演会(2)http://www.youtube.com/watch?v=gUTlMdX4brc&feature=related
講演会(3)http://www.youtube.com/watch?v=pNxibOEt7R4&feature=related
講演会(4)http://www.youtube.com/watch?v=dSxNzfKO92w&feature=related

★文字おこし版 「transcription_mika_noro.pdf」をダウンロード
出典:http://plaza.rakuten.co.jp/dassen/

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講演会(1)チェルノブイリでの調査、救援、補償裁判〜全てを遅らせたIAEAの安全宣言

チェルノブイリ原発事故の後にIAEAが実施した調査、そして安全宣言。この安全宣言はなぜなされたのか、そして後に何が起きたのか。福島で現在起きていることとの類似点を指摘。

「一番最初にチェルノブイリに言った時、

『おまえたち日本人のせいでおれたちはひどい目に遭ったんだ』

というふうに言われたんですね。私は救援に行っているのに、いきなり現地の人にすごい文句を言われて、一体日本人が何をしたのよって。。。(中略) IAEAの調査団がやってきて、広島の医者を連れて来てくれて、これで自分たちはようやく助けてもらえると思ったら、その広島の医者が、この小児がんは、(。。。)風土病ですねっていうふうに言って帰って行ったんです。」

100キロ圏内のホットスポットを地図化することの重要性についても触れられています。

途中で紹介されている広瀬隆氏による「チェルノブイリ特集 第1回『潜入!最悪汚染ゾーン(’93.5)』」はこちら
http://www.youtube.com/watch?v=RCDkHQunytE

(以下は講演会の中で直接紹介されていませんが、参考までに掲載)

「チェルノブイリ特集 第2回『子どもに何が起きたか』」
http://www.youtube.com/watch?v=M7u1AyLfkyw&feature=related
「チェルノブイリ特集 第3回『原発汚染 死の生活」
http://www.youtube.com/watch?v=0rDbSMWKGPw&feature=related


講演会(2)内部被曝がもたらすもの

• 現地で5年間、子どもたちの甲状腺がん治療に従事した菅野昭医師
「食品に関してはこまめに放射能を測定し、安全状況をチェックしていくことが必要だ。放射性物質が検出されても規制値以下であれば、大人は食べていいが、乳幼児や妊産婦は控えたほうがいい」

• 子どもの体に起きる抵抗力の低下、体内の急激な老化。→抵抗力を保つために、十分な休養が必要。
• 放射能汚染で集中力が続かなくなる。学校での授業時間を1コマ45分から25分に短縮せざるを得なかった。
• 髪の毛についた放射性物質で自分の頭から高い放射線量が。「洗っても洗ってもとれない」


講演会(3)チェルノブイリから25年。続く汚染と健康被害

• 移住できた人、できなかった人
• 「怖がりすぎても駄目なんですね。もちろん、正しい知識で防衛していかなきゃいけないんですけど。」精神状態を健康に保つことも、厳しい環境では重要になる。
• 放射能汚染で胃腸を痛め食欲が減退する→ペクチンの多い新鮮な果物(リンゴ、桃など)を。


講演会(4)できることは何か

• 子どもは自覚症状を訴えないことが多い→注意が必要。
• 大人にも症状が。自律神経失調症、睡眠障害、心臓、血圧への負担、「風邪」の症状が長引く、だるい→慢性化する。
• 大人も子どもも、休暇などの時期に放射能の低い地域へ移動することが効果的。
• 笑って抵抗力を上げることも重要。
• 健康な食生活〜揚げ菓子やスナック菓子は控えよう


参考:
NPO法人「チェルノブイリのかけはし」http://www.ironnakatachi.com

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コメント

初めてコメントさせて頂きます!
こんにちは。
素朴な質問なのですが…これからの季節に蚊が出て来ていますが…水・放射能汚染・蚊の連鎖で刺されても危険は無いのでしょうか?
お友達が蚊に刺され異様に膨れ上がってしまってsweat02
思い過ごしならば善いのですが…。お聞かせ願えればと思っています!
宜しくお願い致しますm(__)m

*フランスねこさん*
こんにちは!
私達にとって…心強い情報を本当に有り難うございましたm(__)m

今は名前の知らない人はいないであろう ある学者の方は…(髪や肌に着いた放射能汚染は拭いたり洗えば落ちる!)と言っていた事を私は信じて居ました。 先日 あるブログの方に(原水協)と言うサイトを教えて頂き拝見したのですが…。
沢田昭二さんと言う方のコメントには(皮膚も呼吸しているので皮膚に付着すれば内部被曝が起きる!)と書かれていました…。
フランスねこさんのブログでその事も再確認出来ました。有り難うございます!
今日…もんじゅにて原子炉容器落下した炉内中断装置の引き上げ作業が着手されるそうです。
既に24回目との事には驚きますがsweat02
無事に終わりを迎えられるように祈っています。

みゅうさん
いろいろなコメントを頂きありがとうございました。お返事が遅れ、申し訳ありません。
「皮膚からの内部被曝」に関しましては、少し調べてみたのですが明確なことはよく分かりませんでした。
その他の質問もふくめ、生憎その分野の専門ではございませんので、他の御専門の方にご確認いただいてもよろしいでしょうか。どうぞよろしくお願い致します。

*フランスねこさん*
 
こんにちは(^^)
お忙しい中…お調べ頂きましてすみません。有り難うございましたm(__)m

昨日私なりに調べる事が出来ました。
 
貴重な情報などが日に日に消されていってしまう現実…。
フランスねこさんへ伝えられたら…。と思う事もあり悩みましたが。 きっとフランスねこさんのブログは沢山の方達がご覧になられていらっしゃると思いますので…ご迷惑をおかけしないようにブログのコメント意外を控える事にしました。
お聞きしていながら…すみませんm(__)m

これからも貴重な情報宜しくお願いします(^^)
お世話になりまして有り難うございましたm(__)m

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