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2011年9月14日 (水)

食品汚染について考える〜政府の暫定基準値で年に5mSv以上被曝/朝日新聞(9月8日)

大型スーパーや自治体等で食品の汚染度を測定するところが、少しづつですが増えています。でも中には測定値を公表せず、「暫定基準値以下」とのみ公表する店や自治体も多々あります。

そもそも事故発生直後に急いで設定した「暫定」値は、一定の期間を経た後により適切な数値に修正されるべきものです。それが、事故から6ヶ月たった今もそのままになっています。

この暫定基準値に従った食品を摂取した場合、どの程度の内部被曝を受けるのでしょうか。

暫定基準値がどのように設定されているのか。そしてこの基準値に従って食品を摂取した場合、どの程度の被曝量が見込まれるのか。朝日新聞に分かりやすい図が載っていたので御紹介します。

Photo_2

注)基準の数値(ベクレル)は、食品1キログラム当たりの量

(出典:朝日新聞 9月8日朝刊)

この図によれば、現在使われている暫定基準はセシウムからの被曝だけで年に5mSvを上限に、水、牛乳、野菜、穀類、肉・卵・魚の各々から1mSvの被曝を受けることを前提に設定されています。日本における通常の一般人への被曝上限値が1mSvであることを考えると、これは非常に高い数値です。

また、先日御紹介した「食卓にあがった放射能」(高木仁三郎&渡辺美紀子 著)では、一部の特に汚染が強い食品を除き、特別の選択なしに汚染食品を摂取した場合、年間の食品による被曝値を6.4mSvと試算していました(注:セシウムのみを念頭に置いて計算)。それが、一応の「汚染規制」がかかった上で市場に出されているはずの食品を摂取して5mSvもの被曝をするとすれば、高木&渡辺両氏が想定していた以上の汚染が起きている、そして現在の暫定値が私たちが健康を守る上で大きな意味をなさないことを意味しています。

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