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2011年9月25日 (日)

「福島の避難区域は、補償を避けるために小さく設定されている。農家を含めた市民は、政府に圧力をかけ続けることが大切だ」フーベルト・ヴァイガー(9月21日)

台風が日本を直撃した9月21日の午後、ドイツ最大の環境団体「FoEドイツ」の代表を務めるドイツのミュンヘン大学教授、フーベルト・ヴァイガー氏が衆議院第二議員会館内で「チェルノブイリの経験と福島の今」と題して講演を行いました。ヴァイガー氏の講演、および東京新聞による9月22日付の記事「チェルノブイリ、政府の『遅い対応』共通―環境団体・独代表が講演、『原発は倫理に反する』」からポイントを御紹介します。

講演の動画はこちら(冒頭部分は、「FoE日本」による福島の現状報告です。ヴァイガー氏の講演は43分51秒から。Iwakamiyasumi4さんがupしてくださっています。)

http://www.ustream.tv/recorded/17407792

当日の資料、その他講演に関する情報はこちら(FoE日本のHP)

http://www.foejapan.org/energy/news/evt_110921.html 

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講演の概要

 自己紹介
 チェルノブイリ原発事故の概要
 チェルノブイリ原発事故の後、ドイツで起きたこと

FoEドイツは1975年に発足し、約50万人の会員を擁するドイツ最大の環境団体。講演の中で、ヴァイガー氏はチェルノブイリ事故と福島原発事故の類似点を指摘しました。

「政府が沈黙していることと、被害を小さく見せようとしていること」。
チェルノブイリ事故の後のドイツでは、政府が「大丈夫だ」とアナウンスしていた。福島原発事故でも、大量の放射性物質が放出されているにもかかわらず、その拡散を予測するデータが長く隠された。政府は「直ちに健康への影響はない」というコメントを繰り返し、情報公開には消極的だった。

「さまざまな基準値が引き上げられていること」。
チェルノブイリ事故の後、ドイツ国内では食品に含まれる放射性物質の基準値が引き上げられた。「そうしないと、ドイツ産の農産物がまったく売れなくなってしまうという理由だった」。日本でも、年間100ミリシーベルトだった緊急時時の被曝線量の上限は、福島での事故の処理にあたる労働者については250ミリシーベルトに引き上げられたままだ。

 チェルノブイリ原発事故の事後処理にあたった約80万人のうち、2万5千人が死亡。30キロ圏内は、現在もほぼ無人の状態が続いており、近隣の都市ではがんの罹患率が40%近く上昇した。

 ヴァイガー氏は「福島の避難地域は、補償しなければならないという経済的な理由によって小さく設定されている。政府が最優先で守らなくてはならないのは子どもたちであって、原子力産業ではない」と批判し、会場の聴衆にこう求めた。「ドイツでは事故によって生計に影響を受けた農家が、自分たちの声を政治に届けようと立ち上がった。市民自らが政府に対し、圧力をかけ続けることが大切だ」

特に、「重度の放射能汚染地域は除染することができないため、住民は避難するしかない。」と述べていたのが印象的でした。

引用一部改変:
東京新聞 9月22日付朝刊「チェルノブイリ、政府の『遅い対応』共通―環境団体・独代表が講演、『原発は倫理に反する』」

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