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2011年10月 5日 (水)

「仏アレバ社系列企業、トリカスタン原発でのウラン流出事故で有罪判決」ルモンド紙/AFP(9月30日)

7月に火災事故を起こし、人々に大きな不安を与えたフランスのトリカスタン原発(注1)。アレバ社とフランス電力公社(EDF)の2社が、原発とその関連施設を運営しています。9月29日、以前起きたウラン流出事故に関し、アレバ社の系列企業が有罪判決を受けました。

<参考>
トリカスタン施設における火災事故 (BFM TV.com、仏語によるTV放送)
http://www.youtube.com/watch?v=5RuiBMXm0Nc

火災事故についての関連記事:フラネット(パリ通信)by飛田正夫さん
http://franettese.blogspot.com/2011/07/blog-post_5485.html 

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アレバ社の系列企業であるソカトリ社は9月29日、フランス南部にあるニーム市(注2)の控訴院(高等裁判所に相当)において、2008年7月のウラン流出事故で「有毒物質を地下水に放出し、飲料水に重大な汚染を引き起こした」罪で有罪判決を受けた。

この事件は、2008年7月7日と8日の夜間、トリカスタン原発内にある放射性廃棄物の処理工場敷地内のタンクから74キロのウランがあふれ、周囲に漏れ出したもの。この流出により周囲の河川が一時汚染され、健康被害への予防措置が取られるに至った。この事故は、INES基準のレベル1に分類されている。

判決によると、ニーム市の控訴院はソカトリ社に対し、30万ユーロ(約3千万円)の罰金を支払うよう命じ、同時に損害賠償を請求した関連団体のそれぞれに対しても2万ユーロ(約200万円)の損害賠償金の支払いを命じた。賠償を請求した団体には「脱原発」(Sortir du nucléaire)、「地球の友」(Amis de la Terre)、グリーンピース、「自然なフランス」(France nature)などが含まれる。ソカトリ社は更に、裁判に参加した10名余りの原発周辺に住む住民に対しても、精神的損害に対する賠償金1万ユーロ(約100万円)を支払うよう義務づけられている。

ソカトリ社は2010年10月、カルペントラス下級裁判所(地方裁判所に相当)において、水を汚染し人々の健康や動植物に被害を与えた点については無罪の判決を受けたが、放射線防護を管轄する政府機関および国家の代表者に対し遅滞無く事故の報告を行う義務を怠った罪を認定されていた。

(一部編集)

(Philippe Desmazes/AFP,« La centrale nucléaire d'Areva au Tricastin, entre la Drôme et le Vaucluse », Le Monde, 2011.09.30)
http://www.lemonde.fr/planete/article/2011/09/30/areva-reconnu-coupable-d-une-fuite-d-uranium-au-tricastin_1580417_3244.html 

注1)「トリカスタン原発」とは?(Wikipedia 英語版)
http://en.wikipedia.org/wiki/Tricastin_Nuclear_Power_Plant

注2)フランス南部に位置するガール県の県庁所在地。

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