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2011年11月 5日 (土)

「汚染瓦礫の移動と焼却により、日本中で癌が増加する」クリストファー・バズビー教授(9月27日)

欧州放射線リスク委員会の技術議長、クリストファー・バズビー教授。福島原発事故の発生直後から、チェルノブイリでの健康被害データに基づく日本での癌発生率の増加予測などを発表してきました。

日本政府が進めている、放射能による汚染瓦礫を日本各地の自治体で焼却処分する方針について、バズビー教授は科学者の立場から3つの問題点を指摘しています。


● 放射能による汚染瓦礫は、汚染の拡散を避けるために(人の居住に適さない重度の)汚染地域の地中に厳重な安全配慮のもとに埋めて処分すべきものである。

● 汚染瓦礫を日本各地(特に汚染の少ない日本南部)で焼却することにより、放射性物質が拡散し、全国で子どもの白血病や心臓疾患を含めた癌が増加することになる。

● 日本全国で癌の発生率が増加することにより、将来、原発事故による放射能被害で癌になった子どもへの補償を求める訴訟を起こす際、被害者との比較対象となる「放射能の被害を受けていない子ども」が存在しないことになり、正確な比較ができなくなる。現在の日本政府の政策は、こうした狙いによるものではないか。


詳しくはバズビー教授自身によるyoutubeの動画でどうぞ(sievert311さんがupしてくださっています)。瓦礫処理の問題については、約5分のところから始まります。

http://www.youtube.com/watch?v=ONCvKnwcOBI

<参考>
バズビー教授による試算「2016年までに、福島原発から200キロ圏内で約41万7千件の癌が発生する」
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/20612004174115-.html

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コメント

In the midst of the information blackout, people welcome anyone who appears to be their champion. Very few bother to check the credentials of the champions. Busby is one suspicious character, a flake supported by equally dubious players. He has been covering his tracks after some Japanese investigated his urls a few months ago, but a background check will reveal that he is a desperate, useless dunce hoping to build a business for himself by exploiting the disaster victims. Data he gathers will be used to supplement the data collected by Yamashita. Just another obvious wolf in sheep's clothing.

Cautionさんからのメッセージの日本語訳要旨

「バズビーは怪しい人間です。同じくいかがわしい奴らに支援を受けている変人です。災害の被害者を搾取してもうけようとしている『うすのろ』です。奴が集めるデータは山下が集めたデータを補うのに使われるでしょう。明らかに、羊の皮を着たもう一匹のオオカミです。」


Cautionさん

改めて、コメントをありがとうございました。(日本語のブログですので、日本語でお返事させて頂きます。ご了承ください)。お返事が遅くなって申し訳ありません。福島原発事故による放射性物質で汚染された瓦礫を、福島および東北の県外へ持ち出して焼却することについては、皆様様々な御意見をお持ちだと思います。しかし他方で、不思議なことに、瓦礫を外へ持ち出し焼却した場合にどのようなリスクがあるのか、についてきちんと説明・発信している科学者は大変稀な状況です。私は、瓦礫を自分が住む県に持って来て焼くことに賛成の方も反対の方も、十分な情報を得た上で判断すべきだと考えています。バズビー教授の記事を掲載したのは、彼がこの点について明確に発信している稀な科学者だからです。もしCautionさんがどなたか別の科学者で瓦礫の問題についてきちんと考えを述べていらっしゃる方をご存知でしたら、建設的な議論のために、ぜひ御紹介を頂けますと幸いです。

日本に住むほとんど誰もが、福島や東北の被災者を助けたいと心から思っています。放射能で土地も家も財産も、全てを無くした人たちに、一刻も早く安全な場所を提供し、彼等が心配しなくていいよう十分な補償をしなければなりません。でもそれは、汚染された肉や野菜をそうとは知らずに食べ被曝させられるのとは別の話です。そして、もし瓦礫の移動や焼却が癌を引き起こすのであれば、それを引き受けるか否かもまた、日本国民の健康を守るという観点から、そして福島の子どもたちへの補償訴訟を支援する意味から、十分に考えて決断しなければならないと思います。

それでは、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

瓦礫処理については、いろいろ意見もあろうかと思いますが、バズビー氏のような低線量被ばくの害を訴えながら子どもを守ろうとしていた人と、「笑って過ごせば放射線は怖くない」的発言をした山下某と、同じにされるのはたまらないですね・・・。

バズビー氏はセラフィールドでも、小児癌から子どもを守ろうとしていたと知りました。
http://www.whale.to/a/om5.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Christopher_Busby

原発推進国でも英国やフランスではこうした住民の命や健康を守ろうする研究者や研究機関がありますが、日本は事故がおきても壁は厚そうです。

Yukariさん

コメントを頂きありがとうございます。バズビー教授がイギリスのセラフィールドでの被曝問題にも取り組まれていたことについては、私もよく知りませんでした。情報をありがとうございました。セラフィールドもまた、白血病で多くの子どもたちが苦しんだ悲惨な場所でした。国民の健康を守るために研究を行う研究機関や研究者が増えてほしいと思いますが、おっしゃる通りまだ難しそうです。

いつも精力的な更新、ありがとうございます。
3つお尋ねします。

1、福島県内のがれきは福島県内で処分することとなっているはずです。
ご確認くださいませ。

2、「瓦礫を外へ持ち出し焼却した場合にどのようなリスクがあるのか、についてきちんと説明・発信している科学者は大変稀な状況です」のところですが、私もこれについて説明する機会があるために、うまくまとまった文言を探しているところです。もしよいものが見つかりましたらご連絡いたします。

3、「福島の子どもたちへの補償訴訟を支援」というのは具体的にどんなことを念頭に置かれておられるのか、今の段階でのフランスねこさんの御見解をお聞かせ願えればうれしく思います。

Kさん

御無沙汰しております。すっかり涼しくなって参りましたが、お元気でお過ごしでしたでしょうか。本日はコメントをありがとうございました。

瓦礫の問題につきましては私も十分に全てを把握している訳ではなく、参考となる情報を探しながら手探りの状況です。そうした中で理解していることとして申し上げますと、1.で御指摘の瓦礫の出所ですが、福島県外であっても、場所によっては瓦礫が放射能に汚染されている可能性はあると思われます。先日東京都に運ばれた瓦礫は岩手県のものでしたが、鉛の箱に入れた状態で放射線量を測定し、毎時0.01マイクロシーベルトを下回った、との報道がNHKその他よりなされました。しかしもしこの報道が本当だとしますと、鉛の箱の上から放射線量を計っても、瓦礫が汚染されていた場合にはどの程度汚染されていたのかが正確には分からないのではないかという気が致します。核種の種類を含め、十分な検査と結果の公表をして頂きたいと思います。また、バズビー教授によれば汚染された瓦礫の移動や焼却は危険とのことですので、こうした見解について十分検討した上で対処すべきではないかと考えます。

2.で御指摘の参考文献につきまして、もし良いものがございましたら、是非御教示頂ければ幸いです。3.の点につきましては、バズビー教授が動画の中でおっしゃっていることを指して記載致しました。

仕事に追われなかなか更新できませんが、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。また気づいたことや有用な情報などございましたら、是非御連絡ください。

フランスねこさん、

ご存知かもしれませんが、ご参考まで。
「ガンダーセン博士 8月21日 がれき 焼却で 汚染拡大 」
http://www.youtube.com/watch?v=LoEC7Tph9OM

焼却の件ではありませんが、ミシガン大学のキンバリー・キアフォット教授などが、残土処理について、意見していますね。
http://jp.wsj.com/layout/set/popup/US/Economy/node_281454

Yukariさん、

大変参考になります。重要な情報をありがとうございました。

こんにちは、科学的に瓦礫の運搬・管理について安全かどうかという点、フランスねこさんと同じように見つけるのが出来ず、8000ベクレルという線引き自体が受け入れられないというスタンスであれば、これはもう平行線になるとは思いますが、(私は安全だと思っているためです)

詳しい方に聞いた話で参考になるのがこちらのブログ記事(平常時と非常時の考え方)http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/blog-entry-224.html#cm
さらに、こちら(風評と実害について)http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-158.htmlなどが参考になりそうです。

・・・と言ってしまうと、数値がどうこうという議論ではなくなってしまうので、フランスねこさんに御納得いただける自信は、ありませんです。

しかしながら、上のYukariさんが紹介されていますキアフォット教授は「――放射性物質の移動は、どのくらい危険なのか」に対し「放射性物質の量による。微量ならば、まったく心配は要らない。注意が必要な一方で、日本では、多くの人々が微量の放射性物質の移動などについて心配しすぎているのも問題の一つではないか。多量なのか少量なのか、状況によってリスクを判断する必要がある。」 としており、それがすべてだと思いますが・・・。

つまりは今回の運搬は「震災瓦礫」であり、「放射能瓦礫」ではなく、微量にすぎぬのが政府・自治体の考え方だということです。キアフォット教授が「震災瓦礫」の放射線量について言及されていないために、私も何とも言えませんが。

それを数値で表さねばわからないというのであれば、それこそ微量すぎて探せないということです。

反対の考えを持つ方と冷静な議論がしたいと、私は常に思っています。今後も、意見は違っていても、復興を祈る者同士として、意見を交換できたらうれしく存じます。

Kさん

貴重な情報をありがとうございます。さっそく(少しお時間を頂きますが)拝見させて頂きたいと思います。私自身、廃棄物処理の問題を専門にしている訳ではございませんので、専門的な立場から申し上げることはありません。ただ、より信頼性のある多面的な情報をもって、この問題をより正確に理解したいと思っています。おっしゃるとおり、「瓦礫」と一つにくくれない部分があるのかもしれません。また、瓦礫を移動させることと焼却することの問題は、それぞれ分けて考える必要があるのかもしれません。「被災した福島や東北の人たちを助けたい」と思う気持ちとともに、こうした「処理」が持つ意味と、長期的な社会・環境へのインパクトを十分に検証した上で政策として実行すべきではないかと思っています。

本件について、また何か新しいことがあれば、お知らせさせて頂きます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

まとめました、ごらんください。感想をお聞かせ願えればうれしく思います。前にコメントしていたとき前後に状況がかわり、100ベクレル/kgという線引きがされ今後はそれにしたがうことになりそうです。
またこれについても、トン数でかければ増えてしまうというゼロリスクの方々の意見もあることは承知しています。
それも含めて、まとめました。長文ご容赦願います。(私のブログの転載です)

岩手、宮城の震災がれきの、他自治体での受け入れ拒否問題について

1)「震災がれき」か「放射能がれき」か
まず最初に断っておくべきことは、このがれきは福島で生じた放射性物質の付着度の高いがれきではなく、津波に襲われた震災がれきということです。

2)100ベクレル/kg以下のがれき受け入れへ
11月15日、環境省が100ベクレル/kgのものは再利用可という指針を出しました。広域処理の際は、これにしたがう見込みとなりそうです。現在、食品暫定規制値が500ベクレル/kgですがその5分の1です。(今後、生涯100mSvという基準に設定することになれば、規制値が5分の1=100ベクレル/kgとなると見込まれています。食べ物とごみの規制値が同じというのはやはり不思議な気がしますが)

また、小出裕章・京大原子炉研究所助教の弁「今まあ膨大に、その……、すでに瓦礫があるわけですし、そのすべてを完璧に処分しようと思うと、膨大な作業が必要になるし。え、多分できないというそういうことなるだろうと思います。ですからどこかで線を引くしかないと思いますし。1キログラム当たり100ベクレルという数値であれば、私はかなり低い方の値だと思います。えー……今のような非常事態であれば、その程度のものは我慢をせざるをえない、というのは現実なんだろうと思いますが。」

3)東京都が受け入れたがれきのリスクの低さについて
岩手県での災害廃棄物の焼却試験での焼却灰の放射性物質濃度が、普通ごみに災害廃棄物を27%混合した焼却灰は133Bq/kgであり、普通ごみの焼却灰:151Bq/Kgと変わりないです。
東京都における受入施設敷地境界のデータを見ると、選別施設敷地境界における受入1週間前(10/29)の最大値は0.11μSv/h、受け入れ中は0.076μSv/hです。焼却施設敷地境界においても(10/29)の最大値は0.11μSv/h、受け入れ中は0.071μSv/hです。どちらも、受け入れてからの方が下がっているのです。
焼却灰が何ベクレルになるかはまだわかりませんが、浜松市によると、焼却により最大で30倍になるということです。30倍になっても、震災後に埋め立て可能と緩和された8000ベクレル/kgには達しないと思われます。
(逆算して100ベクレルとしたと説明受けました)

4)がれき拒否の心理関連
関谷 直也・東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科准教授によると『風評被害のパターンの一つとして、汚染染が全く考えられてない“近隣の土地”“関連する食品・商品”まで汎化して忌避するケースがある。これは、自らの関与が低い、遠い土地に対する地理的な無理解や危険性に関する無理解が原因である』としています。

6)猪瀬直樹・東京都副知事の考えについて
「猪瀬直樹氏の『がれきが残存することによる心理的負担も大きい。がれきの山が目に入る風景があるかぎり、被災者の心が晴れることはないだろう。本当の意味での復旧・復興を実現するためにも、がれきの処理は喫緊の課題である。』にいたく共感しました。どこまで(同じ日本人として)自分の問題として捉えるかということです。」


すみません、
さっき送信した1)「放射能がれき」か「震災がれき」か、というところさしかえました。
以下。
1)「放射能がれき」ではなく「震災がれき」
岩手県の焼却試験データや東京都での計画と実績データをみると、受け入れているのは「放射能がれき」ではなく「震災がれき」である事がわかります。具体例をあげると、まず、現地で廃棄物の中から危険物を取り除き、廃棄物保管場所の空間線量を1時間おきに測定し、異常のないことを確認。次にがれきをコンテナに積み入れるとき、サンプルを取り出し放射線量を測定し、合格基準値0.01μSv/h以下であることを確認。今までの最大値は0.002μSv/hです。最後にがれきでいっぱいのコンテナが東京に送り出される際、コンテナの横で空間線量を検査します。

Kさん

詳細なデータをご送付頂きありがとうございます。東北の被災地において瓦礫の処理を行うことはこれらの地域を立て直す上での重要な課題であり、他県に移動し焼却処理を行っても健康その他の被害が無いということであれば、問題は無いと思います。ただ、どの程度の放射線レベルであれば安全なのか、という点については大変申し訳ありませんが専門外なので何とも申し上げられません。ごめんなさい。瓦礫に囲まれていては復興作業も進まない、という点、本当にそうだと思います。本来であれば、原子力に懐疑的な国内外の科学者も含めた技術委員会等を設置し、瓦礫を安全に処理する方法について必要な議論を詰めるのが一番理想的だと思います。

きちんとしたお答えになっていなくて恐縮ですが、引き続きこの問題について考えて行きたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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