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2012年3月22日 (木)

日本近海の放射能汚染、続く(地図&動画)/ASR(3月18日)

自然環境調査の専門家集団、ASRは3月18日、福島原発事故から1年が経った今月時点での日本近海の放射能汚染の状況を、綿密な科学データに基づいた地図とシュミレーション動画で発表しました。

●今月時点での放射能による海の汚染状況(地図)
http://blog.surf-prevention.com/wp-content/uploads/2012/03/fukushima-ocean-radioactivite.jpg

●福島原発事故発生から現在までの汚染の拡大状況(Youtubeによる動画)
http://www.youtube.com/watch?v=7eh4nBVJTsw

<ASRによる解説>
福島原発事故の発生から1年が経つが、海洋生物体系には今だに大きな影響が見られる。このシュミレーション地図(注)は、2012年3月時点での放射能汚染水による海の汚染状況を示している。

事故が起きた当時に福島原発の近海にいた魚の幼生、海藻、植物性プランクトン、動物性プランクトンなどのその後の動きを 統計モデルを用いて追跡し、データとして分析し反映させている。海の中の食物連鎖を経て放射性物質が蓄積され移動してゆく様子についても、コンピューターを用いシュミレーションを行った上で反映させた。また、福島原発事故が発生してから2ヶ月の間、放射性の塵が空気中に絶え間なく排出されたことも考慮に入れられている。世界を巡る日々の海流の変化についても、そのデータを反映させた。

(注)これはシュミレーションであり、放射性物質の濃度に関する実測ではない。東京電力が日本政府による認可基準を上回る100ベクレル/cm3の放射性ヨウ素131を2011年4月に陸上で検出しているのにもかかわらず、海に放出された汚染水の正確な量や核種の種類については公表されていない。従って、正確な計測を行うことは不可能となっている。

(抜粋、一部編集)

●出典 ASR http://www.asrltd.com/japan/plume.php (英語です)

●参考 Surf Préventionによる記事 (“Carte de l’impact de la radioactivité sur l’océan après Fukushima”, Surf Prévention, 2012.03.18)
http://blog.surf-prevention.com/2012/03/16/carte-de-limpact-de-la-radioactivite-sur-locean-apres-fukushima/ (フランス語です)

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コメント

フランスねこさんへ
未だに疑問に思いのですが、東北地方の太平洋からの津波に流された漁船が日本海の兵庫県近海まで流されて発見された一般のニュースがありました。
そこで疑問として福島原発事故発生の放射能汚染された汚水も日本海に流れた可能性もあるのではと思うのは私だけでしょうか、誰一人として検証しないのには疑問です。 またまた日本政府が隠蔽工作をして検査をやらせないようにしているのではないでしょうかね。
船が流されたのが動かぬ事実ですからね
京大の小出裕章教授が日本全国に原爆よりも酷い放射能汚染に晒されていると言われるのが事実でしょう。
煽るつもりは無いですが、私のような年配は諦めはつきますが、難しい事を言わず出来れば子供達とまだ未来ある若い人々を海外に移住させなければならない深刻な状況ではと思います。国を捨てるのかと国粋主義の方々から非難をされるかも知れませんがね。
それだけ深刻な状況だと思っております。

奥田さん

コメントをありがとうございました。日本海の汚染についてはデータがほとんど無く、私も実際はどうだったのか疑問に思っています。何か参考になる情報無いか、少し探してみたいと思います。


フランスねこさんへ

私は岩手県在住ですが、先日2012年3月11日に東京・中野で開かれたDAYS JAPAN主催の「3.11から一年 福島原発事故から一年」という講演会に行ってきました。その講演会がyou tubeで見れるようになったので、以下にアップしました。もし興味がありましたら、ご覧ください。

①DAYS JAPAN 講演会 3.11から一年 福島原発事故から一年(1)
http://www.youtube.com/watch?v=yQe5ZyEjwjk&list=UU5fxmMmZhl5hod1pe1AFoeQ&index=1&feature=plcp

②DAYS JAPAN 講演会3.11から一年 福島原発事故から一年(2)http://www.youtube.com/watch?v=S-wj_e0_1fA&feature=channel
(②は約43分の長さで、広河隆一さんが講演しています。残り時間がなかったせいか、広河さんの話は半端で終わってしまったと思いますが、載せておきます。)

①は第一部 いわきで活動している鈴木薫さん 広瀬隆さん 上杉隆 さんが講演しています。1時間40分の長さですが、23分頃から自由報道協会代表の上杉さんが講演して、1時間頃から広瀬さんが講演していて、1時間26分頃から、今回の記事と同じASRの海の汚染マップを広瀬さんがスクリーンで引用しています。広瀬さんが引用しているのでASRの汚染マップは信用できるものだと自分は想います。このマップを見たとき、僕も驚きました。こんなに汚染が広がってしまい、愕然としてしまいますが、これが今起こっている現実なので、直視しないと、と思います。残念ですが、日本有数の豊かな海であった三陸の漁業や宮城も含めて、復興は困難になるのが現実だと思います(六ヶ所再処理工場の問題もありますし)。放射能さえなければ、復興もできたわけですから、なんとかまずはこの国で原発をなくさなければいけないと自分は思います。そのために、自分もできることをしていくしかないです。IRSNの記事ありがとうございます。いつも記事を訳していただきありがとうございます。 
atsuneco


atsunecoさん

メッセージと貴重な情報をありがとうございました。早速拝見致します。海はどんどん汚染が広がっているようで、大変心配です。日本のみならず、太平洋近海で漁をしてきた漁民たちの生活はどうなってしまうのか。。他国からも賠償を求められる可能性があるのではないでしょうか。また参考になる情報がありましたら、是非およせください。引き続きどうぞよろしくお願い致します。

フランスねこさんこんにちわ。

海洋汚染についての他国からの賠償については、去年の4月から上杉隆さんがずっと言っています。
下記にその動画をリンクしましたが、その前に昨日読み終わったのですが、

『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』 上杉隆 PHP研究所 2012

この本にも海洋汚染にいたるまでの東電とフリージャーナリストのやりとりの経緯や賠償についてのことが書かれてありますし、この本は2011年3月11日以降、この1年の間にこの国で何が起こっていたのか真実のひとつを知るための必須な本だと自分は思います。原発問題や、メディアの情報隠蔽の事実、この国の今の現実を知ることができます。

僕は上杉氏が言うように、まず現実を直視しなければ始まらないと思っています。逃げ続けていれば何も始まらないし、破滅していくだけだと思っています。この国の現実、これからの将来は辛いものが多くても、現実を認識してそこから出発するのが、希望への一番の近道だと思っています。
原発問題とメディアの情報隠蔽について知るならば、まずはこの本をより多くの人が読んでくれることを僕は願っています。

で、以下の動画は2011年4月6日に行われた政治家を招いての勉強会での上杉氏の報告です。

自由報道協会代表の上杉氏は、以前、鳩山由紀夫前首相の兄の鳩山邦夫(当時は民主党だったみたいですが)、の衆議院議員公設秘書をしていた方で、(前回のコメントでアップした3月11日の講演会の動画でそのことについての言及もありますが)その経歴から政治家の方々と多くのパイプを持ってらっしゃるのだと思います。あまり政治について言及するつもりはないのですが、上杉氏の隣にいるのが、東電が隠していた原発の資料を提出するようにずっと活動していた川内博史議員(鹿児島選出だったと思います。またTPPについても政府と激しく戦っている人で、僕自身はこの人を信頼しています。)、その隣にいるのが鳩山由紀夫前首相です。一部の政治家たちも上杉氏の報告を聞いていたわけですから、情報隠蔽の事実を知っていたと思いますが、この信頼できる人達の勢力は残念ながら今は小さいので、この1年間何もできないままでいるのだと思います。この動画は1時間26分、途中最初の2分~4分くらいの間に音声が消えてしまいますが、故障ではないです。

上杉隆氏ら自由報道協会による「原発事故」取材の報告
http://www.youtube.com/watch?v=vjUrSsWb1Hc&feature=related

上杉さんがジャーナリストとして東電の会見にずっと出続けていたころです。
この動画と、それから1年を経た後の現実が書かれてある上記の本がおすすめですし、海洋汚染などについても書いてあります。

atsuneco

atsunecoさん

貴重な情報をありがとうございます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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