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2012年3月 3日 (土)

IRSNの技術者2名、医療施設での放射性物質除去作業で被曝/ルモンド紙(2月29日)

ローヌ県の行政知事は2月29日、フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)の技術者2名が同県の管轄下にあるリヨン市内の病院で放射性の気体を浴び被曝したと発表した。

事故が起きたのはリヨン市(注)の中心街で、海岸沿いにある建物の地下室。2名の技術者らはこの日、既に引退した放射線医師が保管していた放射性ラジウム板を除去するために現場に居合わせていた。知事によると、ラジウムは以前、医師により癌治療に使用されていた。

「突然、塵を含んだ雲のようなものが舞い上がり、作業開始前でまだ防御服を着ていなかった2人の技術者たちを汚染しました。」

ただちに全身を放射能防護服とガスマスクに包んだ救急隊員、そして放射能防護用ベストと腕カバーをつけた原子力庁(ANS、IRSNを所管)職員が2名の救出を実施、その間、周囲の住民たちは自宅にとどまった。現場を取材したAFPの記者によると、住民の中には窓を開けたままにしていた人もいた。

知事は、「放射能による汚染は軽度のものであり、建物の入り口と階段部分に限定されていることから、住民には危険はない」と述べている。6名の住民が事故当時現場に居合わせていたが、汚染された箇所を通行することができなかったために午後遅くまで足止めされ、避難することができなかった。

「外部の業者が今から建物の除染を実施します。この間、建物に住んでいる住民とその家族の皆様については、希望がある場合には、リヨン市が責任をもって他の場所に引っ越して頂きます。」

安全を担当する県の幹部はこのように強調した。

放射性物質(ラドン)を浴びた2名の技術者らは、午後の早い時間帯に近くのビュジェー原発内にある放射性被曝に関する専門検査施設へ運ばれた。

「2人が放射性の塵が皮膚についたことによる外部被曝の被害を受けただけなのか、それとも同時に内部被曝の被害を受けたのか、を確認するためです。」

原子力庁はこのように説明する。検査の結果は、夕刻の時点では明らかになっていない。


(注)リヨン市は食通の町として知られるフランス第二の都市。35キロ地点にビュジェー原発をかかえる。

<リヨン市の風景画像はこちら>
http://www.google.co.jp/search?q=Lyon+photo&hl=ja&client=safari&rls=en&prmd=imvns&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=-aNRT6zfIq7ImQWL3ryECg&ved=0CDcQsAQ&biw=1205&bih=617

(LeMonde.fr & AFP, « Deux ingénieurs pourraient être contaminés par un gaz radioactif à Lyon », Le Monde, 2012.02.29)
http://www.lemonde.fr/societe/article/2012/02/29/deux-ingenieurs-pourraient-etre-contamines-par-un-gaz-radioactif-a-lyon_1649939_3224.html

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