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2012年4月15日 (日)

福島原発事故による放射性ヨウ素、海中からも米国西海岸に到達/フィガロ紙(4月10日)

アメリカ合衆国西岸全域に生息する海藻から、昨年3月に発生した福島原発事故によるものと見られる放射性ヨウ素が検出された。放射性物質は事故発生後、津波によって海中を西海岸まで運ばれたと見られている。放射性ヨウ素131については、昨年3月11日以降の数日間のうちに大気を通じて太平洋を横切ったことが既に確認されているが、海中を通じて西海岸に到達していたことを指摘した研究はこれが初めて。米国カリフォルニア大学ロングビーチ校の海洋生物学研究者チームが雑誌『環境科学研究』(Environmental Science & Study)に発表した。

カリフォルニア大学の海洋生物学研究者のスティーブン・マンレーとクリストファー・ロウイーのチームは、放射性ヨウ素をもっとも蓄積しやすい植物の一つである海藻類のうち、大型海藻(Macrosystis pyrifera)の繊維質から、福島原発事故発生から一ヶ月たった後にもヨウ素が蓄積されているのを発見した。マンレーは、今回検出された放射性ヨウ素の量が重要なレベルのものであるとは言え、健康には害が無いと見られる、とした上で、

「海藻に見られる放射性物質のレベルがたとえ低くて人間に害の無いレベルであるとしても、この海藻を食べる魚類には影響があったと考えられる」

と指摘している。

昨年3月11日に日本で発生したマグニチュード9の地震は日本の東北地方で巨大な津波を引き起こした。この津波は福島原発にも損傷を及ぼし、1986年に起きたチェルノブイリ事故以来最大の原発事故を引き起こした。約2万人の人が、この災害で死亡もしくは行方不明となっている。

(一部編集)

(« Tsunami : iode radioactif détecté aux USA », Le Figaro, 2012.04.10)
http://www.lefigaro.fr/flash-actu/2012/04/10/97001-20120410FILWWW00443-tsunami-iode-radioactif-detecte-aux-usa.php

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コメント

フランスねこさんへ
まだまだ、福島原発からの汚染水が流れ 更に放射能汚染物質が拡散した土壌から海に流出している事を考えると益々 海洋汚染が広がるでしょうね。
考えるだけでも恐ろしくなります。
国内では海洋汚染だけでなく 放射能汚染物質にまみれた食品が,産地を偽り、流通している現実を放置している政府に恐怖を覚えます。

奥田さん

コメントをありがとうございました。海も食品も、汚染は広く長く続くのではないか、と心配しております。瓦礫の焼却と焼却灰の処理の影響についても注視しているところです。引き続きどうぞよろしくお願い致します。

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