無料ブログはココログ

« 「将来の子ども達のために」カナダ・ケベック州の新政権、原発を廃止/ルモンド紙(9月23日) | トップページ | IAEA、原子力発電量の将来予測を下方修正/ルモンド紙(9月28日) »

2012年9月26日 (水)

フランス史上最悪の医療被曝事故:放射線治療で7名死亡、448名が過剰被曝/ルモンド紙(9月25日)&フランス国際放送(9月24日)

フランス史上最悪の放射線治療による過剰被曝事故は、フランス東部に位置するヴォージュ県立エピナル病院にて2001年から2006年の間に起きていた。被害者は前立腺癌の治療のために放射線治療を受けた448名で、うち7名については過剰被曝による死亡が調査で確定している。「説明」と「公正な司法判断」を求める犠牲者とその家族ら104名はしかし、9月24日パリの法廷で更に待たねばならなかった。判決は今後10月31日にかけて言い渡される予定。

被告席に立つのは、2名の放射線医と1名の放射線技師(過失致死、過失傷害、証拠隠滅、救助義務違反にかかる容疑)、および当時の病院長だったドミニーク・カペリー医師、ヴォージュ県の医療・社会保障局局長だったフランチェット・メイナール氏、ロレーヌ地域入院機構のジャック・サンズ元部長ら(それぞれ、救助義務違反にかかる容疑)。

裁判にこの日姿を見せた原告らは、「なぜ(治療を受けに病院へやってきたはずの)病人たちが(過剰被曝の)被害者にされたのか」という問いがやっと解明されることを期待してやってきた。被告らには最長5年の懲役刑が想定されている。

今回の事故の原因は新たな放射線治療の技術導入に伴うコンピューター機器の変数設定や患者の総体被曝線量を計算する際に起きたミスと確認されている。重い健康被害により裁判所に直接赴くことができなかった患者たちには、全ての裁判を見ることができるよう特別にビデオが準備された。

(抜粋、一部編集)

●元の記事:「エピナル病院の過剰被曝被害者たちによる裁判、パリにて開廷」/ルモンド紙(9月25日)
http://www.lemonde.fr/societe/article/2012/09/24/ouverture-du-proces-des-surirradies-d-epinal_1764315_3224.html

「エピナール病院の過剰被曝被害者スキャンダル」/フランス国際放送(9月24日)
http://www.rfi.fr/france/20120924-scandale-irradies-epinal-proces-justice-paris-france-cancer-radiotherapie

« 「将来の子ども達のために」カナダ・ケベック州の新政権、原発を廃止/ルモンド紙(9月23日) | トップページ | IAEA、原子力発電量の将来予測を下方修正/ルモンド紙(9月28日) »

コメント

フランスねこさんへ
たしか 過去に日本でも似たような事故がありましたが 死亡はなかったように記憶しております。
資料はありませんが 被害者は子供だったと思います。

奥田さん

コメントありがとうございました。甲府病院でも今年5月、過去12年間にわたり子どもに対する放射線検査の際に恒常的な過剰被曝が引き起こされていたことが明るみになっています。

http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20001211205140002

御体調を崩されたとのこと、早く回復されることを祈ります。

フランスのねこさんへ
この事故の判決はどうなったかご存じでしょうか。

名無しさんへ

コメントをありがとうございました。判決の結果につきまして、時間を見つけて確認してみたいと思います。新しいことが分かりましたらお知らせ致します。スパムと認識されてしまうことがありますので、次回からはお名前も書いて頂けるとうれしいです。引き続きどうぞよろしくお願い致します。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 「将来の子ども達のために」カナダ・ケベック州の新政権、原発を廃止/ルモンド紙(9月23日) | トップページ | IAEA、原子力発電量の将来予測を下方修正/ルモンド紙(9月28日) »