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2012年10月20日 (土)

中国政府、国内の原発安全体制を厳しく自己批判「最も老朽化した原発は廃炉」/ルモンド紙(10月18日)

中国の環境省は10月16日、国内の原発に関する安全体制を自ら強く批判する報告書を公表した。今回の報告書は、昨年3月に日本で起きた福島原発事故を受けて実施された原発の安全性に関する調査結果をまとめたもの。特に、原発の安全性を評価するための共通規則が存在していないことによる危険性を指摘している。

「楽観的な状況ではありません。」

環境大臣はこのように述べ、今後、安全体制強化に向けた施設・設備の改修を実施するにあたり、798億元(約1兆円)の予算が必要との見通しを示した。

中国国内にある稼働中の原発は現在16基。これに加え26基が新たに建設中だが、中国政府は福島事故を受け新規建設事業の承認を停止している。中国国内の電力は70%が石炭でまかなわれており原子力の占める割合はそれほど多くないが、産業界は政府の新規建設許可を心待ちにしている。こうした状況にも関わらず、今回の報告書では将来の原発事業再開に向けた日程や増設が予定される原発の数については言及していない。

環境大臣はまた、最も老朽化した原発を予定通り廃炉にする必要があるだろうとの見通しを示した。中国では原子力分野における技術者不足に加え、全電源喪失に備えた設備の改善等が必要と見られている。中国政府は更に、一般市民が原子力の安全に関する情報を知る権利を守るための仕組みについても改善が必要と言及している。

(抜粋、一部編集)

●元の記事:「中国政府、原発の安全体制における無能を認める」/ルモンド紙(10月18日)
(Harold Thibault, « Pékin reconnaît des défaillances dans sa sûreté nucléaire », Le Monde, 2012.10.18)
http://www.lemonde.fr/planete/article/2012/10/17/pekin-reconnait-des-defaillances-dans-sa-surete-nucleaire_1776675_3244.html

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コメント

おはようございます。
中国も原発問題には福島原発事故の現実を日本国民よりは詳しい筈だけに原発に慎重だと思う反面 多くの核実験を過去に行っている事を考えても廃止は無いでしょう。
水爆やら原爆等の核実験がもたらした事で人や食物や土地等々の放射能汚染を未だに隠蔽しているのは日本政府と変わりがないですね。
私が子供の頃に雨に濡れる事を注意されたりした事が記憶にあります。
地球を破壊に導いた先人のソ連 中国 アメリカ フランスの政府の責任が問われべきでしょう。 核実験が行われなければ癌が異常発生は無かったと考えております。

奥田さん

コメントをありがとうございました。中国では環境破壊への市民の不満が大きく高まっており、政府の対応へも影響を与えているように感じます。引き続きどうぞよろしくお願い致します。

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