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2012年10月15日 (月)

韓国でフッ化水素酸爆発事故―死亡5名、重軽傷18人、重度汚染地域からの避難は2週間後も進まず/ルモンド紙(10月12日)

韓国で起きた大規模産業事故の状況です。原発事故についての記事ではありませんが、多くの共通点があると思いますので載せておきます。

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死亡作業員5名、重軽傷18名。呼吸器障害、眼科疾患、肺・神経系統への障害―有毒なフッ化水素酸ガス8トンは、これらの健康被害を撒き散らしながら大気へ放たれた。何百ヘクタールもの農地、葡萄畑、水田に惨憺たる被害を及ぼしながら。

9月27日、ソウル市の南東200キロの距離にあるグミ市の化学工場で起きた大規模な爆発事故は、深刻な汚染被害が起きているにもかかわらず、2週間近くがたってやっと政府による対応が始まった。被害額は約12.3億円と推定されている。あまりの遅々とした対応ぶりに李明博大統領は10月9日、責任者の確定を命じた。

政府同様、地方自治体は事故の深刻さを無視しているかのような態度をとっており、汚染地域からの住民の退避は遅々として進んでいない。政府寄りの報道と保守派の思想で知られる中央日報ですら、10月10日付の社説で「国民の安全を脅かす危険な状況に対し、政府はあまりにも軽々しい対応をとっている」と強い遺憾の意を表明している。同紙は危険物質を扱う場所での安全対策措置を怠っていたとして、労働災害を所管する政府機関への処罰を求めている。

韓国では頻繁に化学産業分野の工場で深刻な事故が起きている。今年の8月にはLG化学社(LGグループに属する韓国の総合化学メーカー最大手)の工場で工業用溶剤ジオキサンが入った容器が爆発、作業員8名が死亡した。韓国には化学セクターにおける災害対策のための法律が80にものぼり、国内にある化学物質4.3万トンのうち86%について流通状況が把握されていない。国内での高まる非難を受け、政府はやっと重い腰を上げつつある。被災地域は特別災害区域に指定され、付近の住民には被害への賠償を求める道が開かれた。韓国政府は今後、危険物質の取り扱いに関する法律の見直しに着手する予定。

(抜粋、一部編集)

●元の記事:「韓国での環境汚染にかかわる大惨事で高まる政権への圧力」/ルモンド紙(10月12日)
(Philippe Mesmer, « En Corée du Sud, un drame écologique gêne le pouvoir », Le Monde, 2012.10.12)

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