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2012年11月21日 (水)

フランス大統領、電力政策転換討論会の委員に原子力推進派を任命―紛糾する公開討論会/レクスパンシオン(11月20日)、ルモンド紙(11月14日)

11月20日、フランスにおける今後の電力政策の方向性を定める「電力政策転換に関する公開討論会」が、今後6ヵ月の会期で開幕した。

討論会開幕の直前にオランド大統領が指名した5人の委員の中には、アンヌ・ロベルジョン元アレバ社長とパスカル・コロンバーニ元原子力庁長官の2名の名前が含まれている。世界的な原子力推進派たちの委員任命に、討論会の中立性を疑問視する声が討論会の開始前から高まっている。

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環境保護団体「地球の友」は11月15日、政府が主催する電力政策の転換に関する公開討論への参加について、討論会の運営委員会の構成メンバーが原子力推進派に大きく偏っていることなどを理由に、参加を拒否することを発表した。今回の「地球の友」による討論会への参加拒否は、先のグリーンピースによる同様の動きに続くもの。

「私たちがこのような決断に至った一番の理由は、この討論会の運営委員会における構成メンバーの任命方法です。私たち(市民社会)には全く意見を求めることなく任命が行われました。」

「地球の友」は公式発表でこのように述べた。

「5人の委員のうちの2人は、フランス国内及び世界における著名な原子力推進派たちです。」

今回の討論会では、フランスにおける化石燃料および原子力への依存をより削減するための電力政策が話し合われることになっている。しかしオランド大統領が指名した5人の委員の中には、アンヌ・ロベルジョン元アレバ社社長とパスカル・コロンバーニ元原子力庁長官の2名の名前が含まれている。

「反対に、市民社会や代替エネルギー分野の代表者は一人も委員に含まれていません。」

「地球の友」関係者は指摘する。

環境保護団体グリーンピースも同様の理由により、11月9日付で討論会への参加を行わないことを既に発表している。

今回の討論会は国家電力政策転換委員会が主催するもので、政府、市民団体、企業、労働組合、地方議員、国会議員の6者が参加する形で実施され、運営委員会は電力省大臣が議長をつとめることになっている。討論会の運営方法については他の市民団体も不満を表明しており、代替エネルギー分野の代表者を委員会のメンバーに加えると共に、必ずしも大臣が議長を行うという形式にこだわらないことを主張している。

(抜粋、一部編集)

●元の記事:「環境保護団体『地球の友』、グリーンピースに続き仏政府の電力政策公開討論会を非難」/レクスパンシオン(11月20日)
« Après Greenpeace, Les Amis de la Terre renoncent au débat sur l’énergie », L’Expansion.com avec AFP (2012.11.20)
http://lexpansion.lexpress.fr/entreprise/apres-greenpeace-les-amis-de-la-terre-renoncent-au-debat-sur-l-energie_360645.html#xtor=AL-241

「グリーンピース、電力政策転換に関する公開討論会をボイコット」/ルモンド紙(11月14日)
« Greenpeace boycottera le débat sur la transition énergétique », Le Monde, 2012.11.14

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コメント

フランスねこさんへ
忙しいなかでの情報を提供されるのには感謝しております。 日本政府だけでなく外国に於いても原発を推し進めようとする態度は変わらないとは世界中の人々や地球上の生物までも滅ぼす事を何故 理解しないのか怒りを覚えます。 70年代に公害などで引き起こされる問題で複合汚染によって人体や生態系に悪影響を及ぼしているのに関わらず まだ この上に放射能汚染を拡散させるとは……
原発推進は普通一般の人間では考えられないですね。推進を望む人間は心を失った狂信的な人間ではと思います。

奥田さん

コメントありがとうございました。その後パスカル・コロンバーニ元原子力庁長官は委員を辞職し、政府は市民団体の代表たちを交えて代わりの委員を選定しているとの記事をルモンド紙で目にしました。良い方向に行くと良いのですが。引き続きどうぞよろしくお願い致します。

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