無料ブログはココログ

« 米投資家ウォーレン・バフェット、太陽光発電に世界最大規模の投資/ルモンド紙(1月4日) | トップページ | 中国を前に戸惑うフランス原子力ムラ:魅惑の巨大市場は将来の商売敵/ルモンド紙(1月10日) »

2013年1月 8日 (火)

ブルガリアで原発国民投票/クーリエ・デ・バルカン(バルカンからの手紙)(12月30日)

1月27日、ブルガリア(注1)における原子力の是非を問う国民投票が実施される。投票を目前に控えた12月25日には、広報キャンペーンが解禁となった。ブルガリアの市民たちは原発の新設を認めるか否かの投票を通じ、自国における原子力政策の将来についての自らの意思を表明しなければならない。

ボリソフ首相率いるゲルプ党は市民らに新規の原発建設が正しい選択であることを説得すべく76人の法律家を召集した。他方、野党ブルガリア社会党も(原子力推進キャンペーンを実施するための)原子力支援委員会を設置した。これに対し、「強いブルガリアのための民主主義者」と「人々の党」の右派2党は原子力反対キャンペーンを行うべくそれぞれの委員会を設置した。

今回の国民投票は、ベレン原発の新規建設(注2)を巡り国民投票を求める社会党が国民投票の実施に必要な50万人の署名を政府に提出したことを発端に実施されるもの。与党ゲルプ党は社会党の提案を支持、ベレン原発に言及しない形で原発の新規建設の是非一般に関する投票を実現する運びとなった。

ブルガリアの法律に順じ、国民投票には4,345,250人の投票が必要である。将来の原子力政策を肯定するためには、そのうちの半数が賛成票を投じなければならない。

(抜粋、一部編集)

(注1)ブルガリアは東欧に位置する人口約760万人の共和国。2007年に政治改革を条件にEUへの加盟を承認されたが、貧困による人口の国外流出が課題となっている。主要セクターは電力。国内には一基の原発があり、国内電力供給量の34%をまかなっているほか、風力発電による成長率では世界一を誇る。

<ブルガリア> http://ja.wikipedia.org/wiki/ブルガリア 
<ブルガリアの風景>
http://www.google.co.jp/search?q=Bulgaria&hl=ja&client=safari&tbo=u&rls=en&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=WRnsUNKPFoWKlAXo_4CoDQ&ved=0CFMQsAQ&biw=1280&bih=633 

(注2)ベレン原発

ベレン原発はブルガリア第二の原発として建設が開始されたが、国外からの投資を集めるのに失敗し2012年3月に建設を中断。ボリソフ首相は地震が多い地域に建設が予定されていることも中断の理由に挙げていた。

<ベレン原発の画像>
http://www.google.co.jp/search?q=Belene+nuclear+power+plant&hl=ja&client=safari&tbo=u&rls=en&tbm=isch&source=univ&sa=X&ei=6hzsUKKKEsWplQX224DgAg&ved=0CEcQsAQ&biw=1280&bih=633

●元の記事:「ブルガリアにて原子力の将来についての国民投票」/クーリエ・デ・バルカン(バルカンからの手紙)(12月30日)
(« Bulgarie : un référendum sur l’avenir de l’énergie nucléaire », Le Courrier des Balkans. 2012.12.30, traduit par Jacqueline Dérens)

« 米投資家ウォーレン・バフェット、太陽光発電に世界最大規模の投資/ルモンド紙(1月4日) | トップページ | 中国を前に戸惑うフランス原子力ムラ:魅惑の巨大市場は将来の商売敵/ルモンド紙(1月10日) »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 米投資家ウォーレン・バフェット、太陽光発電に世界最大規模の投資/ルモンド紙(1月4日) | トップページ | 中国を前に戸惑うフランス原子力ムラ:魅惑の巨大市場は将来の商売敵/ルモンド紙(1月10日) »