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2013年6月23日 (日)

ICRPとフランス原子力ロビーが作る「NGO」エートス:チェルノブイリの教訓と福島への警告(その2)/原子力ロビーからのWHO独立を目指す会(4月1日)

1.背景: チェルノブイリ事故後のベラルーシ

1986年4月にチェルノブイリ原発事故が起きた後、当時のソビエト連邦政府は事故の影響を嘘でごまかし被害者を放置する方策を取りました。事故が起きるや否や原発100キロ圏の住民を避難させるよう主張し左遷された元ベラルーシ科学技術アカデミー・原子力研究所所長のワシリー・ネステレンコ教授(物理学)は1990年、政府から独立したベラルド放射線医学研究所を設立、最も重度の放射能汚染地域に370の放射線医学測定所を設置し、人々を被ばくから守るための研修を医師、看護師、教師に行うとともに各家庭への指導を行いました。今日、ネステレンコ教授が開いた測定所のほとんどは原子力ロビーの力で閉所に追い込まれています。

1996年、ネステレンコ教授はロシアやウクライナの保健省で推薦されていたセシウム排出を促すペクチン食品を活動に取り入れました。それは一ヶ月の使用で子どもの体内におけるセシウム137の濃度が60〜70%低下させることができるというものでした。また同年、ベラルド研究所はユリ・バンダジェフスキー医師が率いるゴメル州医療研究所と協力、セシウム137の摂取量を減らすことによって体内臓器への治療不可能な障害を予防できることを証明することに成功します。この調査結果を目にしたベラルーシ独裁政権のルカチェンコ大統領は激怒し、報告書を送付した保健省関係者を証拠のないまま汚職罪で8年の刑に処します。

「エートス」という名のフランス人研究者による団体がネステレンコ教授が指導するオルマニー村の放射線医学測定所に現れたのは、そんな1996年のことでした。ネステレンコ教授らが被ばくデータを収集し、汚染地域に住む人々を放射線医学分野で研修するのを、手伝いたいと申し出たのです。

(その3へ続く)

●元の記事:「チェルノブイリにおける犯罪―福島へのモデル」ブラディミル・チェルトコフ/原子力ロビーからのWHO独立を目指す会(4月1日)
http://independentwho.org/fr/2013/04/01/crime-tchernobyl-fukushima/

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コメント

「ICPR」は、?
「ICRP」とは、違うのでしょうか??

いつもブログ記事を、転載させていただいています。
貴重な情報を、ありがとうございます。

北の山じろうさん

御指摘ありがとうございました。
大変失礼致しました。

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