無料ブログはココログ

« 初夏の南仏・原発に浮かぶ光のメッセージ:「オランド大統領、あなたは大惨事を引き起こす大統領ですか?」/ルモンド紙(7月15日) | トップページ | 福島原発3号機、ただ今沸騰中?―「湯気」の流出、続く/BBCグローバル・ニュース(7月23日13AM) »

2013年7月23日 (火)

福島:甲状腺がんの危険にさらされる2千人の原発作業員/ルモンド紙(7月19日)

【御詫びと訂正】
いつも御愛読頂き大変ありがとうございます。今回の記事の翻訳につきまして、一部誤解を招く表現がありましたので御詫びして訂正させて頂きます。又、記事のタイトルにつきましても、原文記事のものと差し替えさせて頂くことと致します。御迷惑をおかけして申し訳有りませんでした。御指摘を頂いた方には改めて御礼を申し上げます。フランスねこ(7月28日)

。。。。。。。。。。。

7月19日、衝撃的な事実が明るみになった。2011年に原発事故を起こした福島原発の事業主である東京電力が、事故の収拾にあたった約2千人の作業員における甲状腺癌の危険が高まった、と公表したのである。これは福島原発の事故現場で作業にかかわった全作業員数の約10%にあたる。

東京電力は19,592名の作業員(うち東京電力社員3,290名、下請け企業の作業員16,302名)に対し健康診断を実施。そのうち1,973名の甲状腺が通算100ミリシーベルトを上回る放射線量にさらされたことが確認された。複数の疫学的調査によると、100ミリシーベルト以上の放射線を浴びると癌のリスクが高まることが証明されている。

しかしこれらの被ばく作業員のうち、世界保健機構(WHO)が情報を入手したのは522名にとどまっている。WHOはこれら522名のうち178名に癌の危険があると指摘したが、日本の厚生労働大臣はこうした結論に疑問を投げかけ、東京電力に調査をやり直すよう指示を行った。今年の6月には福島県内に住む12人の子どもたちに甲状腺癌が見つかり15人に甲状腺癌の疑いが指摘されたが、フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)のアレン・ラヌ専門家が指摘するとおり、

「日本政府は福島原発事故による健康被害の状況を明らかにしていません。」

昨年12月には、福島原発での事故処理にあたる下請け企業「ビルドアップ」が作業員らに線量計を鉛のカバーで隠し線量を少なく見せかけるよう要求していたことが明るみなった。高線量の事故の収集現場で作業を担う作業員の健康と安全を守る規則が反故にされている。

(抜粋、一部編集)

●元の記事:「福島:甲状腺がんの危険にさらされる2千人の原発作業員」/ルモンド紙(7月19日)
(« Fukushima : 2 000 travailleurs exposés à un cancer de la thyroïde », Le Monde, 2013.07.19)
http://www.lemonde.fr/planete/article/2013/07/19/fukushima-2-000-travailleurs-presentent-un-risque-accru-de-cancer-de-la-thyroide_3450216_3244.html#xtor=AL-32280515

« 初夏の南仏・原発に浮かぶ光のメッセージ:「オランド大統領、あなたは大惨事を引き起こす大統領ですか?」/ルモンド紙(7月15日) | トップページ | 福島原発3号機、ただ今沸騰中?―「湯気」の流出、続く/BBCグローバル・ニュース(7月23日13AM) »

コメント

時々拝見しています。
 今回の記事はチョットショックです、放射能被害の発生に付いては色々な指摘があり、其の内容が極端に違っています。あまりにも極端すぎる内容で真実が分かり難いです。然し、ご指摘の内容が真実ならば極めて恐ろしい事です。
 計測事実に対する発表が事実なのか..?発表の真偽を疑う様な風潮があり、一般市民は不安だけ先走りしてしまいます。政府発表は企業の利益を無視できない事は在る程度仕方ないですが、国全体の利益を無視する事は出来ないと思います。
 今般の事態が真実ならば..とても企業の利益は国の不利益を覆うとは思えません。
 福島の被爆は、政府と企業が発表する被害とは可也違っている様ですネ。

 ありがとうございました。

goenさん

コメントをありがとうございました。
疑問を明らかにし憶測を排するためにも、事故の収拾にあたっておられる現場関係者の健康状況や被ばくした作業員への東電・政府の対応について情報の透明化を進めてほしいと思います。引き続きどうぞよろしくお願い致します。

いつも貴重な情報をありがとうございます。
貴記事を転載させていただきました。事後報告で申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

こんにちは。いつも有用な記事の翻訳をありがとうございます。
しかし今回の翻訳は誤解を招く表現があるのではと危惧しています。

まず、ブログのタイトルの「甲状腺癌を宣告された2千人の東電作業員」ですが、ルモンドの記事タイトルは、ブログ本文にもある通り「Fukushima : 2000 travailleurs exposés à un cancer de la thyroïde」=福島の2000人の作業員が甲状腺癌の危険にさらされている」です。「癌の危険性にさらされる=発癌リスクが高まっている」のと「癌を宣告される=癌の診断が下る」とでは大きな違いがあります。例えていえば高血圧で脳卒中のリスクが高まりますが、高血圧の人がすべて脳卒中になるわけではありません。

また、本文に「複数の疫学的調査によると、100ミリシーベルト以上の放射線を浴びると癌が発生することが証明されている」とありますが、これでは100ミリシーベルト以上の放射線で必ず癌が発生するかのように誤解する読者が出てくるのではないでしょうか。ちなみにルモンドの元記事は「甲状腺被ばく線量が100ミリシーベルトを超えると癌の発生リスクが高まることが複数の疫学的調査で実証されている」となっています。100ミリシーベルト以上の放射線で「癌が発生する」のと「発生リスクが高まる」の間には、これまた大きな違いがあります。

福島の事故の深刻性を世の中に訴えるには、念には念を入れて正確な翻訳を行うべきではないかと思います。いたずらにセンセーショナルな表現は原発推進派の人々から「放射脳」などと揚げ足を取られる原因となり、発信する情報全体の信ぴょう性を落としてしまいます。

以上、老婆心ながらコメントさせていただきます。

山本太郎さんのツイッターを見て、こちらの情報を見ました。
あまりにも重くひどい内容・・・・
できれば私のブログにこちらのブログを紹介したいのですが、いいでしょうか?
ほんとにこの国は、自分の国の情報はまったく真実を報道しない
もう、マスコミは福一はなんともなかったかの対応・・・・
最近、テレビの偏向報道に見ると腹が立つので、あんまりテレビ見なくなりました。
かわりに太郎さんのツイキャスとか。。。
いやあこれは元気が出ますね。
太郎さんをずっと応援するつもりです

穴原さん、ひろさん

コメントありがとうございました。お返事が遅くなって申し訳有りません。
先ほど記事の修正を行いましたので、こちらを踏まえて御紹介を頂ければ幸いです。お手数をおかけして恐縮ですが、どうぞ宜しくお願い致します。

Justineさん

貴重な御指摘を頂き大変ありがとうございました。早速修正させて頂きました。またお気づきの点がありましたら御連絡頂ければ幸いです。重ねて御礼を申し上げます。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 初夏の南仏・原発に浮かぶ光のメッセージ:「オランド大統領、あなたは大惨事を引き起こす大統領ですか?」/ルモンド紙(7月15日) | トップページ | 福島原発3号機、ただ今沸騰中?―「湯気」の流出、続く/BBCグローバル・ニュース(7月23日13AM) »