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2013年7月20日 (土)

初夏の南仏・原発に浮かぶ光のメッセージ:「オランド大統領、あなたは大惨事を引き起こす大統領ですか?」/ルモンド紙(7月15日)

7月15日早朝、フランス南西部ドローム県にあるトリカスタン原発にて、約20分に渡りオランド大統領の似顔絵とともに大統領へのメッセージが映し出された。

●映像リンク
http://www.youtube.com/watch?v=vDxy72ONNQc 

映像1:「トリカスタン、原発事故」
映像2:「大惨事を引き起こす大統領?」
映像3:「(安全対策を怠った)代償を払う準備は万端?」

今回の映写は、環境団体グリーンピースが「フランス国内で最も危険な原発の一つ」と指摘するトリカスタン原発の安全対策における不備を証明するために行ったもの。29名の関係者が、早朝、同原発内に侵入し映写を行った。最高機密ゾーンには侵入しなかった。


●「フランスで最も危険な原発」
トリカスタン原発は1980年より稼働を開始した。当初想定されていた30年の稼働期間を終了したにも関わらず、原子力庁の好意的な承認により現在も稼働を続けている。摩耗した炉心には20余りのひび割れが指摘されており、そのうちの一つは1.1cmにもわたっている。

近辺では活断層の存在や洪水の危険が指摘されており、原子力庁自身が2012年に発表した報告の中で同原発の安全対策の不備を指摘している。福島原発事故の後に実施された耐性試験(ストレステスト)でも施設の脆弱性、洪水の危険性、そしてこれらに起因する人為的な原発事故の危険が指摘されている。フランス電力公社はこれらの指摘に対し十分な対策を実施していない。2008年以降、トリカスタン原発では数回にわたる事故や故障が報告されており、2008年には74kgものウランが近隣に捨てられ周囲の川が汚染される事件が起きた。

●元の記事「トリカスタン原発は「ひび割れの無い原発」か?」ルモンド紙(7月15日)
(« Tricastin : une centrale sans failles ? », Le Monde, 2013.07.15)
http://www.lemonde.fr/planete/article/2013/07/15/tricastin-une-centrale-sans-failles_3447959_3244.html 

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