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2013年10月21日 (月)

軍事機密に隠蔽される被ばく労働者:被ばく量すら「機密」扱い/バスタ・マグ(10月10日)

被ばくの可能性を知らされないまま20余年にわたり核兵器工場で働かされ続けたフランス労働者たちは、次々に病に倒れて行った。そして労働災害の認定を求める彼らの前には、「軍事機密」の名で当時の被ばく量すらも隠蔽する防衛省がいる。

24年間の間ロング島の機械整備工や火工品技術者たちは、フランス政府による原子力関連情報の隠ぺい工作を守りながら核弾頭を組み立て続けた。とりわけロング島のブレスト基地では、労働者に対して被ばく可能性についての注意喚起や防御措置が全くなされないままに、プルトニウムやセシウムを含有する兵器部品の作業が実施された。24年間、何の防御も無く働き続けた110人の労働者のうち、死亡者は4名。5名が白血病、3名が癌、1名が白内障に罹っている。病気を隠す労働者もいることを考慮しても、10%以上の労働者が被ばくに関連する疾病に冒されたことになる。今日、癌や白血病に蝕まれた何人もの労働者たちが労災申請を試みているが、防衛庁とロング島の旧海軍工場局は一切の責任を否定している。

2013年9月18日、フランスのレンヌ裁判所には真剣そのものの空気が漂った。15人余りの元労働者達がセシール・ラブルニー弁護士の周りを取り囲む。ラブルニー弁護士は2009年に癌と診断された労働者ルイ・シニャールの病が放射性物質を取り扱う当時の業務に起因するものだったことを証明しなければならない。整備工だったルイは1989年から1997年までロング島の仏軍基地で働いていた。原子力潜水艦の整備や核弾頭の組み立てを担当していた。

しかしフランス政府は、これら労働者たちの被ばくの原因となった核弾頭から出る放射線量すら「軍事機密」だと主張して、一切の情報開示を拒否している。

(抜粋、一部編集)

●元の記事「ロング島の労働者:原子力に隠蔽され忘れ去られた被害者たち」/バスタ・マグ(10月10日)
(« Les ouvriers de l’ile Longue, victimes oubliées de la dissuasion nucléaire », Basta Mag, 2013.10.10)
http://www.bastamag.net/article3379.html

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