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2014年3月19日 (水)

米国原子力規制委員会、福島事故直後に「安全偽装キャンペーン」―NBCニュース、幹部のメールをスクープ/EcoWatch(3月10日)

【訂正と御詫び】当初の翻訳で「NBCニュースが米国原子力規制委員会(NRC)による『原発安全キャンペーン』を支援した」と記載していましたが「NBCニュースがNRCによる安全キャンペーンをスクープした」の誤りでした。御詫びして訂正致します。大変申し訳有りませんでした。(3月19日)

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今から3年前、地震と津波が福島を襲い悲惨な原発事故が発生していたその時、アメリカ人たちは自国内の古い原発の安全対策について疑問を感じていた。アメリカ人が当時知らなかったことがある。福島事故の数日後、米国政府の原子力推進部隊である米国原子力規制委員会(NRC)が、国内の原発に潜む危険に向けられた人々の懸念を懸命にもみ消そうとしていたのだ。

NBCニュース(米国の3大テレビ局の一つで、本部はニューヨーク)が公表した報告書によれば、米国原子力規制委員会は傘下の専門家らが繰り返し同じ問題について発言を行うのと同時並行の形で、米国民を安心させるための原発安全キャンペーンを実施していた。NBCニュースが「知る権利条例」(Freedom of Information Act)に基づいて行った情報公開請求によって入手した2011年3月当時の原子力規制委員会関係者らのメールの内容から明らかになった。


「もっと情報はあるけれど、今はこのストーリーに沿って行くことにする。」


当時の米国原子力規制委員会の広報マネージャー、スコット・ブルネルはこんなメールを送っていた。


「みんな、予想通り(国内の原発が安全かどうかについて)たくさんの問い合わせコールが殺到している―できるだけ早く、うまく応答しなければ!」


福島事故の数日後から、米国原子力規制委員会では「一般からの質問への回答用」と「追加の非公開・技術情報」の2種の回答例が作成された。たとえばこんな風に。


● 一般からの質問:「原発がメルトダウンしたらどうなりますか?」

「一般への回答」
アメリカ合衆国内の原発は安全です。放射性物質が外部に漏れるのを防ぐ為に何重もの厳重な遮蔽用バリアが設置されています。

「追加の非公開・技術情報」
溶融した炉心は周りを覆っている容器を突き抜けてコンクリートの床に溶け出す危険があります。メルトスルーが起きて放射性物質が外部に漏れ出す危険があります。


米国内にある100の原発のうち、30基が事故を起こした福島原発で使われていたのと同じゼネラル・エレクトリック社製の原子炉もしくは放射性物質の遮蔽装備を使用している。また、最も古い原子炉は1969年より稼働を続けている。老朽化した原発の安全性に不安を抱いているのはアメリカ人だけでは無い。先週ヨーロッパの各地では240人もの国際環境団体グリーンピースの関係者らが老朽化した原発の危険性を訴える抗議行動を行ったばかりだ。

(抜粋、一部編集)

●元の記事:「暴露メールで米国原子力規制委員会による福島原発事故後の安全問題への懸念もみ消しが明らかに」EcoWatch(3月10日)
(“Leaked Emails Expose NRC’s Cover-Up of Safety Concerns Days After Fukushima Disaster”, EcoWatch, 2014.03.10)
http://ecowatch.com/2014/03/10/leaked-emails-nrcs-fukushima/

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